一人暮らしの特権は自由な時間

一人暮らしをしたくてしょうがない私は、やっとの思いで実現させたが、そこには今まで味わった事のないものもあった。やってみなければ得られなかった一人暮らしの体験は、結果的には素晴らしいものになる。

その夜に作戦会議が開かれた。いつでも何時でも気にせず集まる事が出来るのが一人暮らしの特権だ。二人に縋る思いだった。もうそんな仲になったのかと驚いた。両想いって分かっていても、ちゃんと告白するべきなのか?大体は相手の気持ちが伝わるから、自然の流れに任せてもいいのでは?いろいろ案は出てきたけれど、何日も私は悩む。言葉にしないと分からないから告白する事に決めた。でも一向に悟君からの連絡は来ない・・・。覚悟を決め電話をかけるが留守電になり、メッセージを入れてもなかなか反応は無い。

一人暮らしで初めて泣き明かす

しばらくするとメールが来た!!「今彼女と旅行中だから、ゴメンね」何度も見た。一気に力が抜けて、受け入れる事が出来ない。すぐに返信「そうだったの〜ゴメンね。」送らなくてもいいのに、強がった。これが失恋っていうモノなのか。初めての経験、とても心が痛かった。情けないがもう付き合っていると半分信じていたのだから。アパートに着いてからは何もする気になれなくてひたすら泣いた。これ一人暮らしだからいいけど、当然こんな姿は親に見られたくない。こんな裏切りってあるの〜?

一人暮らしでは心を落ち着かせるまで大変

5日すると少しは気持ちが落ち着き、二人に集合をかけた。「何それ。誰だって期待しちゃうよ。でもいつ彼女ができたんだろう?」みんな疑問に思っていたから、ユリが彼氏に聞いてくれた。悟君は私と同じくらいにその子と出会って、付き合いだしたのは最近なんだって。その彼女は一人暮らしをしていて、よく遊びに行っていたみたい。女の子に優しいから告白される事も多いんだって。もう少し早く言っていたらどうなっていたかな?悩んでいた時間を後悔した。おめでとうなんて思えなかった。

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